2026.05.16
GW明けの不調、それは「怪我」かも?運動後の痛みの疑問を解消!
はじめに
ゴールデンウィーク中、久々にスポーツを楽しんだり、ご家族と遠出をされたりした方も多いのではないでしょうか。「久しぶりに体を動かして気持ちよかった」という喜びの反面、連休明けに「肩や膝が痛む」「足に違和感がある」といった症状に悩まされてはいませんか?
「ただの筋肉痛だろう」と放置してしまうと、実は靭帯の損傷や腱の断裂が隠れているケースもあります。連休中の急な活動による不調を正しく理解し、適切なケアを行いましょう。
運動後に起こりやすい痛みの原因
久々の運動では、日頃使っていない筋肉や関節に急激な負荷がかかります。主な原因には以下のものが挙げられます。
筋損傷(肉離れ)・捻挫
急なダッシュや方向転換、段差での踏み外しなどで、筋肉や靭帯を痛めてしまうケースです。肉離れは、筋肉が収縮しながら引き伸ばされることで発生します。
関節の炎症や損傷
肩では、スイング動作などの繰り返しにより腱が肩の骨に衝突し、腱板断裂などの障害が起きることがあります。膝では、急な停止や着地で靭帯を損傷したり、加齢変化を背景に半月板や軟骨を痛めたりすることがあります。
オーバーユース(使い過ぎ)による障害
ランニングやゴルフなどで特定の動作を繰り返すと、腸脛靭帯炎(ランナー膝)、あるいは肋骨や足の疲労骨折といった、耐久性を上回る負荷による障害が発生しやすくなります。
痛みが出た時の応急処置「POLICE」
運動後に急な痛みや腫れが出た場合、当院ではPRICEやPOLICEという考え方に基づいた処置を推奨しています。
- Protect(保護): 患部を装具や添え木で保護し、再負傷を防ぎます。
- Optimal Loading(適度な負荷): 完全に安静にするのではなく、医師の指示のもと、痛みのない範囲で早期から適切な負荷をかけ、組織の回復を促します。
- Icing(冷却): 炎症を抑え、痛みを和らげるために、氷などで患部を冷やします。
- Compression(圧迫): 腫れを防ぐために、弾性包帯などで適度に圧迫します。
- Elevation(挙上): むくみや腫れを防ぐため、患部を心臓より高い位置に保ちます。
当院での検査・診断
「痛みがなかなか引かない」「歩く時に違和感がある」という場合は、早めの診察をお勧めします。
当院では、X線(レントゲン)検査で骨の異常を確認するだけでなく、超音波(エコー)検査も活用します。必要に応じて「筋肉・腱・靭帯・軟骨の損傷、神経の圧迫の有無を確認するためMRI検査の実施も検討します。 また、もし骨の状態が心配な方には、最も精度の高い骨密度測定法であるDXA法(デキサ法)による検査も可能です。
治療・予防法
治療の基本は、「安静、薬物療法、運動療法(リハビリテーション)といった保存療法」です。痛みが強い時期は無理をせず、炎症を抑える治療を優先します。
また、再発防止のために、ストレッチで柔軟性を高め、筋力トレーニングやバランス訓練を行うことも重要です。無理な運動は避け、徐々に強度を上げていくことが痛みを残さず、日常生活に復帰するために大切です。
まとめ
楽しい連休の思い出を台無しにしないためにも、体に違和感を感じたら早めに対処しましょう。
岐阜市で運動後の痛みにお困りの方は当院へご来院ください。しみず整形外科リハビリクリニックでは、スポーツによる怪我から日常の痛みまで、幅広くサポートいたします。
まずは一度しっかり診断を受けていただくことが大切です。何か気になる症状がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
WEB予約はこちら:
https://shimizuseikei-clinic.mdja.jp/
よくあるご質問(Q&A)
Q1:筋肉痛と怪我の見分け方はありますか?
A:筋肉痛であれば数日で軽快しますが、患部を押した時の強い痛み(圧痛)、腫れや内出血がある、患部が熱を持っているといった場合は、靭帯損傷や肉離れの可能性が高いため診察が必要です。
Q2:痛い時は温めた方がいいですか、冷やした方がいいですか?
A:運動直後で熱感や腫れがある「急性期」は、冷やす(Icing)のが基本です。数日経過して腫れが引き、慢性的な痛みになった場合は、温めることで血流を促し組織の修復を助けるのが一般的です。
Q3:すぐに運動を再開してもいいですか?
A:痛みを抱えたまま運動を続けると、痛い箇所をかばって他の部位まで痛めてしまうことがあります。ストレッチ痛が取れ、筋力が健側(良い方の足や肩)と同じレベルに戻るまで、段階的なリハビリを行うことが大切です。
